Faq
よくある質問
近視は治るのでしょうか?
近視の原因によっては治療によって視力が改善することもありますが、眼軸(目の奥行き)が伸びたことが原因の近視は、基本的には治ることはありません。
この場合、視力低下を防ぐために進行を抑制する治療が重要です。
特に強度近視になると、網膜剥離や視野欠損などのリスクが高まるため、視力が低下してからも進行を抑えることが大切です。
親が近視の場合、子どもも近視になりますか?
親が近視だと子どもも近視になりやすいと言われていますが、近年ではそれ以上に多くの人が近視になっています。
このことから、近視は遺伝的要因だけでなく、環境要因も大きく影響していると考えられています。
特に近年、近視が増加している背景には、環境による影響が大きいとされています。
メガネはいつから使い始めるべきですか?
一般的に、近視で視力が0.3以上0.7未満の場合は、必要な時だけメガネを使い、視力が0.3未満の場合は常用した方が良いとされています。
お子様の場合、学校の視力検査で「C」の結果が出たときがメガネを検討するタイミングです。
「C」は視力が0.3~0.6に相当します。
ただし、見えにくい原因が近視とは限らず、乱視や遠視が原因である可能性もあります。
まずは眼科で検査を受け、目の状態を確認しましょう。
近視は何歳くらいまで進みやすいですか?
体の成長とともに眼軸も伸びるため、一般的には20代前半までに近視が進行すると言われています。
しかし、近年では強度近視の人は大人になってからも眼軸が伸び、近視が進行しやすいことがわかってきました。
中には、40歳を過ぎてから近視が発生するケースも報告されています。
近視の進行を防ぐ治療はありますか?
近視の進行を防ぐためには、以下の方法が有効です。
・ゲームは短時間で、大きな画面を使用する。
・読書は30センチ以上離して行う。
・明るい屋外で体を動かす。
その他にも、多焦点コンタクトレンズ、オルソケラトロジー、低濃度アトロピン点眼液、レッドライトなどの方法があります。
ただし、これらは保険適用外であり、長期的な効果についてはまだ未解明の部分もありますので、相談しながら進めることが重要です。